設立主旨

なぜ、この事業が始まったのか？
　今、全国の集落で、過疎化・高齢化・混住化等が進行して、農地や農業用水等の資源を守る地域の「まとまり」が弱まっていることにより、その適切な保全管理が困難となってきている現状や農村の自然環境、景観の保全・形成等の多面的機能の発揮を巡る国民の要請、ゆとりや安らぎといった国民の価値観の変化等の視点も踏まえた良好な農村環境の形成や環境を重視した農業生産への取組みが求められています。
　また、これらの資源を基礎として営まれる農業生活活動については、環境問題に対する国民の関心が高まっている中で、農業生産全体の在り方を、環境保全を重視したものに転換していくことが求められている。
　このため、地域において農地・水・環境の良好な保全とその質的向上を図ることを通じて地域の振興に役立つように、地域ぐるみでの効果の高い共同活動と、農業者ぐるみでの先進的な営農活動を、一体的かつ総合的に支援する「農地・水・環境保全向上対策」が始まった。